前回の知覚緊急性 Perceived Urgencyに引き続き、今回は授かり効果 Endowment Effectについて、田中先生が解説されております。
「授かり効果」とは、人間は自分が所有するモノのほうを、所有していないモノよりも、その価値を高く評価する、という現象です。何かモノを所有している人がそのモノを売ろうとする場合、買おうとする人よりも、そのモノの価値を高い値段で評価する傾向にあるということになります。したがって、授かり効果を売る価格と買う価格の差ととらえることもできます。・・・
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前回のマイクロイノベーション Micro-innovationに引き続き、今回は知覚緊急性 Perceived Urgencyについて、田中先生が解説されております。
よく企業のトップが「危機感をもて!」と社員に訓示を垂れている風景を目にします。トップから見たら社員はいかにも危機などないかのごとく、のほほんと与えられた仕事だけをこなしているように見えるのかもしれません。こうした訓示が有効かどうかは別として、企業や組織には、組織のメンバーが感じられる危機感や切迫感というものがあります・・・
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中央大学名誉教授。事業構想大学大学院客員教授、BBT大学院客員教授。日本マーケティング学会会長、日本消費者行動研究学会会長などを歴任。田中洋教授オフィシャルサイト Marketing, Brand, Advertising